硬質のプラスチックで比較的丈夫だと思われる便座ですが、毎日座る場所ですから経年列化でヒビが入ってしまったり変色したりします。「バタン!バタン!」と倒していると破損するのも早いです。便座にカバーをしていてヒビに気が付かなかったり、ヒビにお尻が挟まったりする事はないでしょうか。毎日使うトイレです。便座が新しくなるだけでも新鮮な気持ちになりますよ!
ここでは便座の交換について説明します。誰でもかんたんに交換することができます。
■ もくじ
便座を購入する
便座はホームセンターやインターネットで購入することができます。手に取ってじっくりと品定めしたい方はホームセンターで、購入するものが決まっている方はインターネットで購入しましょう。ホームセンターで下見をしてから、Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングなどインターネットで購入するのがおすすめです。安価で購入することができます。
今回はどのメーカーの便器にも合い、どこでも購入しやすいSANEIの普通便座 PW9032を取り付けます。カラーはアイボリーです。カラーはアイボリー、ホワイト、ピンク、ブルーの4色から選べます。
この便座の特徴は、レギュラー(普通)サイズ、エロンゲート(大型)サイズのどちらの便器にも対応できて、「バタン!」と閉まらずゆっくり閉まるスローダウン式です。
必要な道具
- 便座取り外し工具
- プラスドライバー (ヘッドサイズ NO.2)
便座取り外し工具
▲便座取り外し工具
便座を固定しているボルトを外す専用の工具です。特殊な形状をしたナットにピッタリ合う凹があります。便座を外す専用工具で、他には使いみちの無い工具ですが、この道具があると無いとではスムーズな作業に雲泥の差がでます。
便座は便器の裏側でボルトで固定されています。ボルトは特殊な形状でモンキーレンチなどでは外せません。材質は柔らかめの樹脂製なので、プライヤーなどで掴んで回すと潰れたり傷だらけになってしまいます。交換前の古いボルトなら潰れようが傷付こうが構いませんが、新しいボルトがそうなるとガッカリしてしまいます。便座取り外し工具はさすがに専用だけあって、ピタリとはまりボルトを回し本締めすることができます。
ココに注意
プラスドライバー(ヘッドサイズNO.2)
便座のベースを固定する時に使用します。プラスドライバーのヘッドサイズは一般的にNO.1~NO.3がありますが、水まわりの修理をするときはほぼNO.2を使用します。こちらの記事にもあるとおり、プラスドライバーの精度はとても重要です。
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便座を交換する
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1古い便座を取り外す
左右のボルトを便座取り外し工具で、上から見て時計回りに外します。ボルトを外したらパッキンを外します。穴に食い込んでいる場合は便座本体を持ち上げると外れます。
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2ゴムブッシュをはめる
ボルトと固定板を外してゴムブッシュを左右の便器の穴に押し込みますします。
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3ベースプレートを取り付ける
ベースプレートを便座から外します。中央のボタンを押しながらスライドさせます。
固定板をベースプレートの凹凸に合わせます。レギュラーサイズとエロンゲートサイズによってセットする凹凸の位置が変わります。便座の取り付け後にズレがある場合は微調整します。
固定板を合わせたら左右ボルトで時計回りに回して、しっかりと固定します。締め付けが弱いと緩みが生じて、便座のグラ付きの原因になります。
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4便座を取り付ける
便座本体のベースプレートカバーをベースプレートに真っ直ぐスライドさせて差し込みます。便座の先端が便器と合っていない場合は、step3に戻り固定板の位置を修正します。
解決!超かんたん便器の便座を交換する方法のまとめ
便座の交換は「超」が付くくらい単純な作業ですが、業者に依頼すればそれなりに費用が掛かります。何でもそうですが自分で交換することにより、便器にも愛着が湧いてきます。便座が新しくなれば、少しでもきれいにしようとトイレ掃除も積極的になります。ぜひ、自分で交換してみましょう。