ホーム水栓のハンドルを開いた時に根元から水漏れする場合、上部ナットの緩みや、上部パッキンの劣化が原因です。上部パッキンを交換する場合、スピンドルからハンドルを外さななければ、上部ナットと上部パッキンを外すことができません。ところが、ハンドルがスピンドルに固着して外せないことがあります。
ここではホーム水栓のスピンドルに固着したハンドルを外す方法を説明します。
この記事を読んで分かること
自分で直す難易度
ホーム水栓の固着したハンドルを超簡単に外す方法が分かる
■ もくじ
固くて外れないホーム水栓のハンドル
ホーム水栓の上部パッキンの交換は、始めに水道メーターの元栓を閉めて、上部ナットを反時計回りに外し、次にハンドルを固定しているビスを外します。普通はこのビスを外せば、ハンドルを引き抜くことができるのですが、固着していると素手ではまず外すことができません。
固着したハンドルを簡単に外す方法
使用する道具その他
- カランプライヤ
- KURE 5-56
- ビス(長さ2cmくらい サイズW3/16)
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1潤滑油を浸透させる
KURE 5-56などの潤滑油を固着した箇所に浸透させます。
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2ビスを取り付ける
長さ2cmくらいでサイズW3/16のビスを用意し、これをスピンドルのビス穴に2~3山取り付けます。
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3ハンマーで叩く
ハンドルを浮かせた状態にし、ビスの頭をハンマーで軽く叩きます。写真ではカランプライヤに引っ掛けた状態で浮かせています。カランプライヤを片手でしっかりと握り、ハンマーで軽く叩けば、あれほど固く外れなかったハンドルが、拍子抜けするくらい超簡単に外すことができます。成功率は100%です。外れたスピンドルが下に落ちて、ネジ山に傷が付かないように、下にタオルなどを敷いて作業しましょう。
ビス以外ではピンポンチでも外すことができます。ピンポンチの先端をビス穴に合わせハンマーで軽く叩きます。写真では先端7mmのピンポンチを使用していますが、8mmがベストです。
ただ、ピンポンチを使用する場合は、片手でピンポンチを持ち、もう片方の手でハンマーを叩かないといけないため、ハンドルを引っ掛ける台を用意する必要があります。
ホーム水栓のハンドル以外でも
古いタイプの混合水栓では、ハンドルをはめるための、写真の様な金属の部品が付いています。この部品はホーム水栓のハンドルよりも激しく固着しますが、同じ方法で簡単に外すことができます。
【固くて外れないホーム水栓のハンドルを超かんたんに外す方法】まとめ
今まで外すことができず、給水栓上部一式を交換していた方もいるのではないでしょうか。誰でも簡単に外せる方法ですので、是非お試し下さい。あまりにも簡単に外せるので、特にコツなどは無いのですが、しいて上げるとしたら・・・・やっぱり無いです。