ノンアスパッキンの用途

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重要!水道での水とお湯のパッキン使い分け|ノンアスパッキン

2016年5月3日

今回はゴムパッキンとシートパッキンについて説明します。パッキンといえばよく目にするのが黒いゴムのパッキンですが、他にも色々な種類があります。これらはただ単に色や材質が違うだけでなくて、それぞれの用途に合わせて使用します。ここでは一般的なゴムパッキンと、ホームセンターでも見掛ける青いシートパッキンについて説明します。

 

水とお湯のパッキン

 

この記事を読んで分ること

重要度  

ゴムパッキンとノンアスパッキン(シートパッキン)について理解できる

 

ゴムパッキンについて

 

 

ゴムなので柔軟性があり、多少の凹凸のある接地面でも馴染んで止水することができます。但し、熱には弱いので主に給水管に使用されています。(トイレのボールタップの接続や、洗面台下の給水管、フレキ管など)

また、経年劣化による劣化や変形は顕著に表れます。古いものは一度外すと再利用できません。

 

シートパッキン(ノンアスパッキン)について

 

 

材質を調べてみると、「有機繊維・無機繊維・充填材とゴムバインダーで構成されたもの」と言うことですが、要は硬く形成された丈夫なパッキンです。厚紙を圧縮したような感じです。

ノンアスパッキンとは「ノンアスベストパッキン」の略で、アスベストが入っていないパッキンということです。以前はアスベストが含まれているパッキンもありましたが、有毒性が認知されてからはノンアスベストになりました。

熱に強いため、家庭用では主に給湯器のフレキ管や、洗面台下の給湯管に使用されています。もちろん給水管への使用も問題ありません。硬くて丈夫なので給湯管や給水管問わずに全てに使えそうですが、合わせ面に凹凸があったり、少しでも斜めになっていると、水漏れを起こしてしまいます。

古いシートパッキンを外すと、紙のように剥がれて管に貼り付いてしまうことがあるので、新しいシートパッキンに交換する時は、カーボンスクレーパーなどで接地面をキレイにして、合わせ面を平らにしてから使用します。

 

お湯でもゴムパッキンが使用されている例

 

給湯管には熱に強いシートパッキンが使用されることが多いですが、洗面台の給湯管ではゴムパッキンが使用されています。

フレキシブル管(フレキ管)で接続されている場合は、上下にツバがあるのでシートパッキンを使用しますが、メッキの真鍮パイプを使用している場合は上側には差し込み用パッキン(ゴムパッキン)が使用されています。

 

水とお湯のパッキン

 

下側はパイプのツバを合わせる様になっているのですが、上側にはツバが無く差し込む構造になっているため、厚みのある差し込み用ゴムパッキンを使用します。

また、壁取付けタイプの混合水栓でも、お湯側にゴムパッキンが使用されています。本体と取付脚の間のパッキンです。

 

水とお湯のパッキン

 

水とお湯のパッキン

上の写真のようなユニットバスの場合は、ユニット取出し金具が取り付けてあるので、取付脚を接続しても、お湯側と水側の位置が壁の平面に対した前後ズレることはありません。ところがタイル壁などの場合、上のイラストの様に配管の長さが違うと、取付脚の位置が微妙にズレる場合があります。この様な場合は多少斜めでも馴染んでくれるゴムパッキンの方が使いやすくなります。

 

【水道での水とお湯のパッキン使い分け】まとめ

 

ノンアスパッキンも全く劣化しないわけではありませんが、ゴムパッキンと比べると変形しづらく長持ちします。シングルレバー(ワンホールタイプ)混合水栓、ウォシュレットなどの器具でも、新品に付属してくるノンアスパッキンです。パッキンを挟む合わせ面が平行な箇所では全てノンアスパッキンが理想だと思います。

 

 

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