TOTOのシャワー付2ハンドル混合水栓TMS20Cを分解してみました。各箇所の水漏れにどこまで自分で直せるのか?を検証してみました。機種限定ですが、参考にして頂ければと思います。
※シャワーホースと取付脚を外した状態です。
■ もくじ
水漏れする箇所
※取付脚は写っていません。
水漏れする恐れのある箇所です。
①ハンドルの根元
ハンドルを開けると、ハンドル内部から水漏れする。
②シャワーホース根元
シャワーに切り替えると、根元の袋ナットから水漏れする。
③ノズルの根元
ハンドルを開けると、根元から水漏れする。
④切替レバーの根元
シャワーとノズルを切り替えると、根元から水漏れする。
⑤シャワーに切り替えてもノズルから漏れる
一時止水できない。片側にレバーを切り替えても水漏れする。
⑥水栓本体と取付脚の間<
常時、袋ナットからポタポタと水漏れする。
分解してみた
モンキーレンチとプラスドライバーとオーリングピッカーで分解しました。全パーツ簡単に分解できます。
①品番TH737
スピンドルです。袋ナットなどは無く、コマパッキンなども一体式です。MYMの水栓に似ています。
②品番9C3100
シャワーホースを自在に動かす部品です。Oリング(オーリング)がはめてあります。
③品番THY200A
ノズル一式です。根元にパッキンがはめてあります。
④品番5J000018
切替レバー根元の袋ナットです。内部に上部パッキンがはめてあります。
⑤品番THY525-1R
シャワーの切り替えバルブ部です。②を外して、表側を摘んで時計回りに回すと外れます。
⑥クランクナット
写真には写っていませんが、取付脚の接続パッキンです。
パッキン交換で修理可能な箇所
パッキンの交換で修理可能な箇所は4箇所です。
②Oリング(オーリング)
ホームセンターで購入できます。同じサイズで厚みも重要です。外したOリングを持って行った方が良いですね。
③ノズルパッキン
通常のノズルパッキンで大丈夫です。ホームセンターで購入できます。
④上部パッキン
通常の上部パッキンと比較すると、若干厚みが薄いですが、通常の上部パッキンでも代用できそうです。
⑥クランクナットパッキン
ホームセンターで購入できます。
部品交換が必要な箇所
①品番TH737
分解は困難です。ネットで購入できます。
⑤品番THY525-1R
部品自体の磨耗が原因になるので、交換になります。ネットで購入できます。
品番THY200A
※ノズルの根元が腐食や変形している場合はノズル交換になります。ネットで購入できます。
以上、分解してパッキン交換で済む箇所と、部品交換になる箇所の説明でした。参考にして下さい。