お家の蛇口は水漏れしていませんか?どのくらい古いものでしょうか?
自分で直したいけど既に廃盤。部品も手に入らない、または探すのが面倒。ということがよくあります。
「それではそっくり新しい水栓に交換しよう!」ということになりますが、どうせ交換するのならデザインはこういうモノが良いとか、メーカーはここが良いとか、機能はこれが欲しいとかってありますよね。
ただ闇雲に新しい水栓を購入しても、それが適合しなければ取り付けることはできません。
抑えるべきポイントさえ分かっていれば、その範囲内で気に入った水栓を取り付けることができます。
もくじ
壁付き混合水栓を他メーカーに交換するポイント
このタイプは、取付脚と呼ばれる、壁に取り付けてあるハの字の箇所も交換することになります。
取付脚はシールテープの巻き数などの調整で、ハの字の幅を自由に変えられるので、どんなメーカーの水栓でも取り付けることができます。
取付脚の交換はこちらの記事を参考にして下さい。
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※取り付け脚の交換に自信がない場合は、同じメーカーの水栓で代替え品を選べば、本体だけ交換することができます。
どんなメーカーでも、どんなタイプでも取り付けられる壁付きタイプですが、気を付けることがあります。
吐水口空間
吐水口とは水やお湯が出る先端の管です。吐水管とか、吐水パイプとか、スパウトとか、ノズルとか呼ばれている箇所です。
吐水口空間とは、吐水管の先端からシンクまでの寸法で、キッチン流し台ではこの寸法は大変重要になります。
高すぎると水やお湯が飛び跳ねてしまうし、逆に低すぎるとお米を研ぎづらかったり、大きな鍋などが洗いづらくなってしまいます。
吐水管の長さ
吐水管が長すぎても短か過ぎても使いづらくなります。
※吐水口空間や長さはキッチンには影響してきますが、浴室などは吐水口空間はあまり気にしなくても良いと思います。但し、吐水管の長さが短いと、お湯を張りたい時に、浴槽まで届かない場合がありますので注意が必要です。
台付き混合水栓ツーホールタイプを他のメーカーに交換するポイント
流し台、洗面台、浴槽などの上に設置してあるタイプです。 二つの穴に本体を差し込み固定してあります。
芯々の寸法
芯々の寸法とは、取り付けてある穴と穴の間の寸法です。
通常のキッチンの場合は、各メーカー203mmに統一されています。
ワンルームの小さなキッチンは102mmです。 浴室の場合は、85mm、105mm、120mmなどがあります。
サイズは表面上分かりづらいタイプもあるので、浴槽の点検口を開けて裏からサイズを測ります。
洗面台の水栓は102mmで各メーカー共通です。
吐水口空間
浴槽の場合はあまり気にすることはないと思います。
キッチン流し台の場合はかなり気を使いましょう。台付き混合水栓は壁付き混合水栓よりも低い位置に取り付けてありますので、吐水口空間はモロに影響してしまいます。
吐水管の長さ
先にもお話ししましたが、吐水管の長さもとても重要です。浴槽にお湯を張れる長さがあるか、必ず確認しましょう。
台付き混合水栓ワンホールタイプを他のメーカーに交換するポイント
このタイプはどのメーカーでも取り付けることができます。
洗面台の水栓で気を付けること
洗面台の水栓にはゴム栓式とポップアップ式があります。
ゴム栓式の場合は、取り付け穴のサイズは各メーカー共通ですが、ポップアップ式の場合、レバー用の穴の位置がメーカーにより違うので、同じメーカーの水栓を取り付けないといけません。
以上、他のメーカーに交換する注意点のお話しでした。参考にして下さい。
