洗濯機まわりで起こりうる水漏れは、洗面台や流し台などに比べて目視できることが多く、比較的に発見も容易ですが、発見したときの対処法をまとめてみました。
この記事を読んで分かること
洗濯機付近の水漏れ箇所が分かる
■ もくじ
洗濯機まわりでの水漏れ箇所
洗濯機で起こりうる水漏れといっても、その箇所は多岐に渡ります。
給水関係
水栓
漏れる箇所は4箇所です。
①ハンドルの根元(上部パッキンの劣化、袋ナットの緩みなどが原因)
②ノズルの根元(ノズルパッキンの劣化、袋ナットの緩みなどが原因)
③ノズル先端(給水ホースの蛇口ニップルを4点ビスで固定してあるタイプなどで、ビスの締め過ぎによりノズルに穴が開いていたり変形している場合や、後述する給水ホースに原因がある場合)
④水栓本体の根元(日々の動作で水栓本体が少しでも回ってしまうと、シール材が効かなくなりジワジワと水漏れを起こす。)
全自動洗濯機用給水ホース
漏れる箇所は3箇所です。
①蛇口ニップル(水栓に4点のビスで固定してあるタイプは、取付アダプターのパッキンの劣化や、パッキンを押さえるネジの緩みなど。)
②ワンタッチカプラ(ワンタッチで接続できるアダプター。ベアリングやアダプター自身の劣化。※全自動洗濯機用水栓ノズルは、直接ワンタッチカプラが接続してある。)
③洗濯機接続袋ナット(袋ナットの緩みや劣化)
排水
排水ホース
①排水ホースの劣化(経年劣化により亀裂が入ったり穴が開いたり、洗濯機本体に押しつぶされていたりする。)
②排水ホースが抜ける(洗濯機まわりの物などが当たってしまい、排水口から抜けてしまったり、元々の接続状態が悪く、排水の繰り返し動作で抜けてしまったりする。)
③エルボやホース延長アダプターからの水漏れ(排水エルボで接続してある場合だと、接続部分からの水漏れ、延長してある場合だと接続アダプター付近からの水漏れがあります。)
排水の詰まり
①排水が詰まり防水パンから溢れてしまう。
②防水パンの排水トラップが緩んでいたり、パッキンの劣化で、詰まりなどがあり水がトラップの上面にかかってしまうと、緩んだ隙間から床下に水漏れします。戸建住宅などは水漏れに気がつかないことが多いです。集合住宅は階下に水漏れして気がつきます。)
洗濯機本体の水漏れ
洗濯機本体からの水漏れは、本体とホースの接続箇所から漏れることが多いですが、古い洗濯機になると本体からポタポタと漏れます。
まとめ
洗濯機のまわりがなぜか濡れている。目視してもよく分からない。なんてこともあります。大体の場合、目視で発見することができますが、ゆっくりゆっくりジワーっと漏れる場合もあり、気がつかないこともあります。
そんな時は、上記の箇所を順番に点検して、原因を特定してください。洗濯機の本体の修理は難しいですが、それ以外のことでしたら修理は簡単です。
自分でやってみましょう!
それぞれの直し方は下の方にある関連記事を参考にしてください。
給水ホースは正しい取付をしても漏れるときは、新しいホースに交換しましょう。ホームセンターで購入することができます。長さが数種類ありますので、丁度良い長さのホースを購入しましょう。