ウォシュレットを使っている人にとって、ウォシュレットのない生活などあり得ないくらい生活に浸透していますよね。私もウォシュレットを取り付けていないトイレには、出来る限り入りたくありません。
そんな大好きなウォシュレットですが、今日は交換のお話しです。交換する機種は、TOTOウォシュレットSB TCF6621です。
もくじ
古いウォシュレットを取り外す
給水管と分岐金具を外す
まず始めにトイレの止水栓を時計回りに閉めます。固くて閉められないときは、こちらの記事をご覧ください。
-
【解決!】自分で直す!止水栓が固くて回らない|直す方法
止水栓とはトイレの給水管や洗面台の給水・給湯管に取り付けてある、その名のとおり水を止める栓のことですが、ト ...
続きを見る
パイプの中の水が垂れますので、下に大きめのタオルなどを敷いて作業しましょう。
タンクに接続されている給水管を外します。ボールタップに接続している袋ナット、ウォシュレットの分岐金具に接続している袋ナットを反時計回りに外します。
分岐金具を外します。ウォシュレットにつながっている給水チューブパイプ(ホース)と、止水栓に接続している袋ナットを、反時計回りに外します。
ココに注意
ウォシュレット本体を外す
※写真はモザイクを掛けています。
古いタイプのウォシュレットは通常の便座と同じように、2箇所プラスチックのボルトで固定されています。上から見て時計回りに2箇所外します。ここは長年の使用し掃除が行き届いていないと、はねた小便が上から染みて汚れが付着していることがあるので、軍手などをはめて作業しましょう。
ウォシュレットを外すと便器はかなり汚れています。誤ってかけてしまった小便が、隙間から入り込んでいます。臭いがキツイのでトイレ用洗剤で念入りに掃除しましょう。
新しいウォシュレットを取り付ける
ベースプレートを便器に取り付ける
便器にはレギャラーサイズ(普通サイズ)とエロンゲートサイズ(大形サイズ)があります。便器の大きさに合わせて、矢印の位置を合わせます。写真の便器は普通サイズなので、一番手前に合わせてあります。
付属の説明書記載の位置を参考にして取り付けますが、便器のメーカーにより微妙に大きさが違ったりしますので、取り付ける便器の大きさに合わせて、溝の位置を調整しましょう。
ベースプレートのボルトを左右の穴に差し込み、プラスドライバーで時計回りに締めて固定します。
ココがポイント
分岐金具を接続する
止水栓の上に新しい分岐金具を取り付けます。交換の場合であれば、新しい分岐金具を取り付けても、給水管のサイズ調整の必要はないことが多いです。INAXからTOTOのウォシュレットに交換したときも、新しい分岐金具はそのまま使えました。
分岐金具にはシートパッキンが2つ付属していますので、止水栓と分岐金具の接続箇所と、給水管とボールタップの接続箇所に使用します。
分岐金具を接続するときは、必ず分岐金具を手で抑えて袋ナットを締めないと、締める方向に動いてしまいます。ウォシュレットの給水ホースを接続する位置を決めたら、動かないように手で抑えましょう。
初めてウォシュレットを取り付ける場合や、分岐金具から上の給水管のサイズが合わないときは、自分で長さを加工します。
上の写真のようなチューブカッターを使えばかんたんに切断して、長さをピッタリ合わせることができます。
もっと簡単な方法としては、フレキ管を利用します。上の写真がフレキ管です。ホームセンターで様々な長さのフレキ管が売っていますので、ある程度の長さを測ってから、長さが近いフレキ管を購入しましょう。
但し、あまりにも長さにシビアになってしまうと、少し長さが足りないなんてこともありますので多少長めの方が良いです。自由に曲げられるので合わせやすいですよ。
※上の写真は専用工具で加工して、長さをピッタリ合わせてあります。
給水管を接続する
ボールタップと給水管の接続には、付属のシートパッキンを使用できますが、分岐金具と給水管の接続箇所のパッキンは、自分で用意しなくてはいけません。
古いパッキンは一度外して再利用すると水漏れする可能性がありますので、必ず新しいパッキンに交換しましょう。
このパッキンは平らなパッキンではなく、厚みのあるパッキンです。
ウォシュレット本体を取り付ける
ベースプレートの左右の溝と本体の位置を合わせて、スライドさせてはめます。「カチッ」と音がするところまでスライドさせます。
本体を取り付けたら給水ホースを接続します。ホース先端の金具には、パッキンがセットされているので、そのまま分岐金具に差し込んで袋ナットを時計回りに締めます。
最後に電源をコンセントに差し込みます。電源にはアース線がありますが、コンセントにアースがない場合は、特につながなくても大丈夫です。
たまに給水管にアースを巻きつけてあるのを見掛けますが、金属の給水管に巻きつけると、電食の影響で管に穴が開くことがありますまた、最近の住宅は樹脂製のパイプが使用されているため、アース線を巻く意味がありません。
コンセントにアースがある場合は、アース線をつなぎましょう。
古いウォシュレットの処分は粗大ゴミで出します。古い貯湯式のウォシュレットを外したら、本体のドレンのツマミを開けて、内部に貯まった水を抜き、決められた日に出しましょう。
