トイレは流れるのに、なんか流れが悪い。水も上がってこないのにトイレットペーパーだけが残ってしまう。なんてことはありませんか?

トイレの流れが悪くなる原因は様々ですが、ネットの記事ではサラッと流されている、あまり語られていない見落としがちな原因があります。

「トイレの流れが悪い」原因は大きく分けると2つです。一つ目は排水管(汚水管)や便器が詰まっている。二つ目は水量不足により流れが悪いということです。

Kパパ

この記事では2つ目の「水量不足」についてのまとめと、更に見落としがちなポイントについてお話しします。

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水量不足の原因

ペットボトル

一時期、新聞の生活欄やテレビの裏技紹介番組等で、「タンクの中に水を入れたペットボトルを入れると、節水になりますよ!」なんて話が紹介されたことがありました。今でもたまに見掛けますが、ペットボトルやビール瓶をタンクに沈めるのはNGです。

大便やトイレットペーパーを流すために必要な水量は決まっています。タンクのフタを開けると、中央部にクリーム色のプラスチックの筒がありますよね。この筒に「WL」と印字されて、線があります。

この「WL」はウォーターラインです。この線までの水量が必要ですよ!ということです。嵩増しはダメです。

節水型便器

最近では節水型が主流ですよね。節水型便器はメーカーの研究と改良により、より少ない水量で流れるように設計されています。日本の便器は世界で一番だと思います。が、落とし穴があります。

新築の建物に節水型のトイレを設置する分には問題ないのですが、年数が経っている住宅やビルやマンションなどに設置すると、交換する前までは大丈夫だったのに、新しく節水型の便器に交換した途端に詰まりやすくなることがあります。

便器は新しくなりますが、排水管はそのまま古い管を利用します。古い管は経年劣化により配管の勾配が悪くなったり、尿が石状に固まって堆積したり、鋳鉄管ですと管内にサビのコブができたりします。

水量が8L~10Lある古い便器から、4Lちょっとの節水型の便器に変わると、水量不足によりペーパーが管内に残ってしまうんですよね。中で流してもらい外の桝で確認したことがありますが、2~3回流さないとペーパーが流れてきませんでした。

※建物の経年劣化度によります。問題ない場合もあります。

水のたまりが遅く時間が掛かる

ストレーナの目詰まりや、ボールタップの不具合により水がチョロチョロしか出ないと、なかなか必要水量に達しません。トイレに入れ替わり入り、水がたまっていない状況で使用すると、水量不足になり詰まることがあります。

便器内に尿石が固まっている

上から見ただけではキレイな便器でも、見えないトラップの箇所に、尿石が堆積していることがあります。尿石の表面はザラザラで、排水の穴も細くなっていると、ペーパーが引っ掛かり残ってしまうことがあります。

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見落としがちな水量不足

補助給水管が外れている

 

上の図は補助給水管付きのボールタップです。サイホン式サイホンゼット式の便器に使用されます。このタイプは黒いゴムのチューブですが、透明のビニールチューブのタイプもあります。

補助給水管は中央のオーバーフロー管に差し込み、便器内に必要な量の水を補助給水します。

上の図のとおり、サイホン式サイホンゼット式の便器は、一定の量の水位が必要です。サイホン式の便器は、サイホン作用で汚物を吸い込み排出します。サイホンゼット式の便器は、水が溜まるところにゼット穴が開いており、穴から噴き出す水で強いサイホン作用を起こし、汚物を排出します。

補助給水管がオーバーフロー管から外れていたり、誤って補助給水管なしのボールタップを取り付けると、便器内に必要な量の水が溜まりません。

必要な量の水が溜まっていない状態で水を流すと(例えば通常の半分の量しか溜まっていない状態で)、一定の水位まで水が溜まってからサイホン作用を起こすため、汚物を排出する水量は半減します。よって押し出す力が弱くなり、汚物に比べると軽いペーパーなどは流れずに残ってしまうんです。

詰まっているわけではなく、タンク内の水位も問題ない場合、流した後にぺーパーが残ってしまうのは、この補助給水管がオーバーフロー管から抜けていることが多いです。通常はクリップでオーバーフロー管の内側に固定されています。

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まとめ

ブルーレットなどをタンクの中に入れたり、タンク内を掃除したりした時に、補助給水管に触れて誤って外れてしまうことがあります。便器一杯に溢れそうになったりしないのに、ペーパーだけが残るような場合は、一度点検してみてください。