日常的にウォシュレットを利用していますか?一度慣れ親しんでしまうと、ウォシュレットの無いトイレには入りたくない!というほど、手放せなくなりますよね。お風呂に入れないような災害時は尚更です。
かと言って、ライフラインがストップしている状況の中では使えるはずもありません。そんな時、携帯ウォシュレットがあると助かります。
「ウォシュレット」はTOTO社製の製品名ですが、一番伝わりやすい名称なので使用しています。
もくじ
携帯用ウォシュレットのタイプ
ここではそれぞれのタイプ別に、良い点、悪い点を上げていますが、あくまでも非常時の防災用ですので、通常のウォシュレットの方が使い勝手が良いとか、通常タイプより水圧が弱いなどの評価は除外します。
電池式携帯用ウォシュレット
本家本元、TOTOの電池式の携帯用ウォシュレットが有名です。Amazonのカスタマーレビューを見ると星の数はです。TOTO社製ということもあり、その使い勝手の良さは、多くの方から高評価を得ています。但し、低評価を付けているレビューもかなりあります。
良い評価と悪い評価をまとめました。
ココが良い
- 快適
「快適」の一言でまとめてしまいましたが、満足している方々の意見は、悪い評価をしている方に比べ、「具体的にどこが良い」と言うことはないのですが、ウォシュレットの無い海外などでは、快適に使用できると概ね満足されているようです。
ココが悪い
- 電池式のため使用後の手入れをしっかりしないと、錆びて使用できなくなる場合がある。
- 持ち運び用としては重い。本体が重いので使用が疲れる。
- 故障の場合、TOTOに修理見積もりを依頼したら、1万円を越える見積もりだった。
- 電池式でモーターを使用しているため故障しやすい。回路部に浸水した。
- 作動音が気になる。
悪い評価をまとめると、「故障して買い替えた」という評価が目立ちました。水を噴出する機械ですが、その水で故障することが多いようです。
加圧式ウォシュレット
加圧式というのは、ポンプを手動で上下させて圧力を貯めて、ボタンを押して開放された圧力で水が噴き出すタイプです。園芸用品売り場にある、農薬の散布に使用するポンプのような仕組みですね。Amazonでの評価は星の数はです。
ココが良い
- 電池式に比べて軽い
- 電池切れの心配が無い
- 水圧が強い
- ポンプを上下出せる回数で圧力を調整できる
- 回路等が無いので水洗いできる
ココが悪い
- 10秒くらいで水が無くなる
- 徐々に噴射が弱くなる
- ノズルより先にシリンダー部から水漏れする
- パッキンが劣化すると加圧できなくなる
電池式と比較すると故障しない、軽い、水圧が強いという評価が多かったです。悪い評価としては、「圧力が抜けてしまうようになった」という加圧式の致命的な評価も見られました。
手動式ウォシュレット
手で握って水を噴き出すという、携帯用ウォシュレットの中では最も単純なタイプです。Amazonの評価は星の数はです。
ココが良い
- 水圧を自分でコントロールできる
- 構造が単純で故障や電池切れが無い
- 素材が固く程良く加圧できる
- 軽くてコンパクト
ココが悪い
- 手が疲れる
- 水圧が弱い
- 単純な作りの割に値段が高い
- 容量が少ない
作りがシンプルなので、長持ちする、軽い、水圧を調整しやすいなどの評価が多かったです。悪い評価としては、容量が少ない、値段が高いという評価が多かったです。

手動式を購入しました
非常時のための防災グッズとして考えた場合、長期保管でも壊れずに、電池の必要もなく、最も作りがシンプルなものということで、手動式を購入しました。手動式に各メーカーから様々なタイプが売られていますが、かなり前から販売されていて実績の長い、シュピューラーSP170を購入しました。
先程記した手動式のレビューまとめは、シュピューラーSP170の評価をまとめたものです。
携帯おしり洗浄器シュピューラーSP170
見た目シンプル、とてもシンプルな作りです。写真の左側にあるキャップは、本体に水を入れて持ち運ぶ時に、水漏れ防止用に締めるキャップです。
仕様は以下のとおりです。
携帯おしり洗浄器 シュピューラーSP170の仕様
- サイズ:直径4.5×14cm、ノズル長さ/9.5cm
- 本体重量:30g
- 素材・材質:EVA,LLDPE,PP,ABS樹脂
- 生産国:本体/日本
- 耐用年数:5年
- 容量:170cc
見た目にもかなりコンパクトです。評価では作りの割には値段が高いのでは?という意見もありましたが、耐用年数5年を考えれば、それほど高いとは思いません。逆にシンプルながらも、手に持った感じが、何か愛着が湧いてくるようなイメージさえあります。ノズルを伸ばして見ても、決して作りは雑なところがなく、丁寧に成形されていると思います。
ボトルのキャップを開いて、ノズルをカチッと手応えがあるまでしっかり引き出します。
ちょっと適当ですが水を噴出しているところです。本体をポンピングすると、キリモミ水流が一直線に出ます。この手軽さと丸洗いできるところが良いですね。
非常時は、まず飲み水の確保が最優先なので、給水車の出動や、ある程度水が手に入りやすくなってからの使用が望ましいですが、ストレスを溜めないためには、個人的には飲み水と同じくらい必要なことなので、ペットボトルの水を余分にストックすることで対応したいと思います。


