断水して水洗トイレが使えないとき、断水が復旧しても配管が破損して水を流せないとき、非常用のトイレが活躍します。黒い袋に凝固剤を入れて使用します。
使用済みの非常用トイレ(携帯トイレ)は、災害の規模や被害状況により、ゴミとして出せるようになるまで、しばらくは自宅で保管することになります。
この時に問題になるのが臭いでしょう。生ゴミでも袋の口を固く結んでも、かなり臭いが漏れてきますよね。それが排泄したものともなれば、避難生活に支障をきたすくらいの大問題だと思います。
今回、その臭いをシャットアウトできる袋と非常用トイレを購入しました。
緊急戦隊トイレマン
50回分の凝固剤と畜便袋の非常用トイレです。長期の10年保障です。防災専門店MT-NETのオリジナル商品です。次に説明する防臭袋が60枚入りだったため50回分を購入しましたが、よりコストパフォーマンスの高い100回分もあります。生産地は日本です。
驚異の防臭袋BOS
言わずと知れた防臭袋BOSです。非常用トイレとセットでも販売されていますが、緊急戦隊トイレマンと防臭袋BOSの組み合わせにした方が、僅かではありますが安く購入できます。しかも防臭袋BOSは10枚余るので、畜便以外の生ゴミ用として使えますよね。
一つのボックスで保管したい場合、はBOSと凝固剤と畜便袋のセットを、少しでも安価に、且つBOSを生ゴミでも使いたい場合は別々に購入ですね。
非常用トイレは何セット揃えれば良いか
トイレに行く回数は多少の個人差はありますが、一般的な排泄は5回が平均と言われています。理想は大便と小便の排泄の度に、袋と凝固剤を交換するのが一番衛生的で臭いも気にしなくて良いですよね。ただ、小便の度に袋を交換するの無駄遣いのような気もします。
でも、精神的にも衛生的にも、過酷な状況でお腹でも壊したりしたらもっと必要かも…と、色々考えてしまいます。
考えても正確な数は分からないので、一般的な「一人平均5回」で計算しました。
メモ
- 3人家族の場合 1人1日5回 ✕ 3人 ✕ 7日 → 105セット
- 4人家族の場合 1人1日5回 ✕ 4人 ✕ 7日 → 140セット
- 5人家族の場合 1人1日5回 ✕ 5人 ✕ 7日 → 175セット
我が家は3人家族ですが、あらためて計算してみて、トイレマンとBOSをもう一つずつ購入しないとダメということになりました。
簡易組立便座にセットしてみました

簡易組立便座の取扱説明書では、便座の上から被せるようにセットしてありましたが、袋は便座で挟んだ方が、座った時にズレないので安定します。但し、排泄物が便座に付着する可能性を考えると、便座の上から被せた方が衛生的に使えますね。また、便座自体それほど大きくないので、小便の飛び跳ねが無いように使うには、やっぱり上から被せたほう良いですね。
コクヨの簡易組立便座やトイレ用テントについて、こちらを御覧ください。
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このような防災非常用のグッズは、必要性は分かっていても、自分の身に危険が及ばないと先延ばしにしてしまいがちですが、もう1セット注文しようと思います。
食べたり飲んだりすれば必ず排泄をします。食べたり飲んだりするのは我慢できても、排泄は我慢することができません。想像しただけでもストレスを感じます。避難所や仮設トイレで、後に行列ができてる状況では落ち着いて用も足せません。
非常用のトイレは必ず備蓄した方がよいですね。
