トイレタンク ストレーナーの清掃

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解決!古いトイレタンクに水が溜まらない原因と対処方法

2016年4月18日

ヤマちゃん
ヤマちゃん
ここでは古いタイプのトイレロータンクについて説明しています。最近のロータンクは説明するタイプとは構造や原因も違います。最近のトイレで水が中々溜まらない、全く水が出ない等のトラブルがある方は、TOTOのホームページで説明しているこちらのリンクをご覧ください。

「TOTO 手洗い管から水が出ない・タンクに給水されない」ダイヤフラムの交換

 

トイレを流した後にチョロチョロと水のが出が悪くなかなか溜まらない(止まらない)ということはないでしょうか。ひどくなるとタンクに水が溜まるまで何時間も掛かる場合があります。

朝の慌ただしい時間に入れ替わりでトイレに入ったり、不特定多数の人がトイレを利用するようなトイレでは、タンクに水が溜まり切らないまま流してしまうと、水量不足でトイレが詰まることがよくあります。

簡単に直すことができるので、水の溜まりが遅いと感じている方、早速自分で直してみましょう。今までとは見違えるほど勢いよく出る水と、その溜まりの速さに気分がスッキリすると思います。

 

この記事を読んで分ること

自分で直す難易度 

トイレタンクの水の溜まりが遅い原因が分かる

水の溜まりを正常に直す方法が分かる

 

水の溜まりが遅い原因と直す方法

 

止水栓を絞り過ぎている

 

ハンドル式止水栓

 

時々、節水のために止水栓を絞っているという方がいますがこれは勘違いです。止水栓を絞っても全開にしてもタンクに溜まる水の量は変わりません。水は一定の量溜まるようにボールタップで制御されています。当たり前の話ですが、止水栓を絞るとタンクに水が溜まるまで時間が掛かるので、タンクの蓋から水が飛び散らない程度に開くのが良いでしょう。

 

ココに注意

止水栓は全開にしてしまうと、ハンドルが止水栓固着防止のため、全開よりも半回転ないし1回転戻しましょう。手洗い管の水がはねて壁が水浸しになったりする場合もあるので、その時は水が飛び散らない程度に開きましょう。開くのは反時計回りです。

 

ストレーナーの詰まり

 

トイレタンクに水が溜まらない

 

トイレタンクに水が溜まらない

 

台所、洗面器、浴室など他の水栓は問題なく勢いよく出るのに、トイレだけが水の出が悪い場合にまず疑うのがストレーナーです。給水管とボールタップをつなぐ袋ナットに「ストレーナー」とプリントされたシールが貼られていると思います。その内部にはゴミが混入しないように網がセットされています。これがストレーナーです。

 

ヤマちゃん
ヤマちゃん
最初からストレーナーが無いタイプもあります。

 

経年とともに水道管の内部にはサビや細かいゴミ(施工時のシール材のカスや管のバリなど)が発生します。(ポリ管や塩ビ管は錆びることはありません)それらがストレーナーに目詰まりすると水の出がに悪くなります。ひどくなると全く水が出なくなることもあります。

 

ストレーナーの掃除

 

使用する道具

  • モンキーレンチ

 

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止水栓を閉める

 

はじめに時計回りに止水栓を閉めます。普段はあまり止水栓を開閉することがないので、固着して回せないことがあります。固着している場合はこちらの記事を御覧ください。

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袋ナットを外す

 

次に給水管の袋ナットを反時計回りに外します。道具はモンキーレンチを使いましょう。先端がギザギザになったウォーターポンププライヤーでは、袋ナットに傷が付いてしまいますのでご注意ください。

 

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ストレーナの掃除をする

 

袋ナットを外したら2つのパッキンとストレーナーを外して、ストレーナーに溜まったサビやゴミを洗い流します。

ストレーナーを掃除したら元通りに取り付けます。2つの古いパッキンは再利用すると水漏れの原因になるので交換しましょう。パッキンのサイズは13mmのパッキンです。

 

 

ボールタップが動いてしまうと

▲ボールタップの取り付けに注意

ココに注意

給水管の袋ナットを締める時にボールタップも一緒に回らないように、片手でボールタップを押さえながら行います。動いてしまうとボールタップの浮き玉の支持棒の破損につながります。

 

ボールタップの詰まり

 

ボールタップにもストレーナーが付いているタイプがあります。水が出る所に網が付いている場合は、上から見て時計回りに外して掃除をします。

ボールタップのタイプによっては、分解ができない内部にゴミが噛んでしまうことがあります。この場合はボールタップを交換しましょう。交換の方法はこちらをご覧ください。

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水まわりのストレーナー

 

トイレ以外にも水まわりの器具にはストレーナーが付いているものはたくさんあります。

浴室のサーモスタット付きの混合水栓、壁付混合水栓の取付脚、全自動洗濯機の給水ホースを接続する箇所、温水洗浄便座(ウォシュレットなど)、水道メーターなど。その器具だけ水の出が悪いい時は、まずはストレーナーを見てみると良いですね。

また、水栓ノズルの先端に付いている泡沫キャッブにもも、よくゴミが溜まりますね。ハンドルを開けてみて、水があちこちに飛び散る様に出る場合は、泡沫キャップが目詰まりしています。上から見て時計回りに外して掃除しましょう。

洗濯機の水の出が悪い場合の対処法は、こちらの記事をご覧ください。

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トイレタンクに水が溜まらない

 

各ストレーナーの掃除について

 

各種水栓器具や家電製品は、メーカーや型式により取り外しや清掃の方法がありますので、付属の取扱説明書を見て作業を行って下さい。ストレーナーを掃除すると水の溜まりが見違えるように早くなりますよ。

以上、水まわりのストレーナーについて説明しました。

 

【古いトイレタンクに水が溜まらない原因と対処方法】まとめ

 

ここでは古いタイプのタンクに水が溜まらない原因と対処の方法について説明しました。年数の経過した建物でトイレの水の出が悪くなったら、殆どの場合ストレーナーの詰まりが原因です。また、貯水槽の設置してある集合住宅では定期的に貯水槽の清掃を行いますが、断水から復旧したときに管内のサビやゴミがポンプで送り出され、水の出が悪くなることもよくあります。

モンキーレンチがあれば簡単に行える作業なので、最近溜まるのが遅いと感じたら一度点検してみて下さい・

 

 

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