壁付水栓の交換トラブル

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重要!壁付水栓の交換でトラブルを未然に防ぐために気をつけること

2016年6月10日

壁付きタイプの水栓交換する場合、前もって壁内の配管構造はを知っていれば、起こりうるトラブルを未然に回避することができます。万一トラブルが起こっても、ある程度その状況を理解することができます。

ここでは壁内の給水管や給湯管がどの様に接続されているのかについて説明します。

 

この記事を読んで分かること

壁付水栓交換で起こるトラブルについて知ることができる

壁内の給水管(給湯管)の配管構造が分かる

 

給水管(給湯管)の配管構造

 

ヤマちゃん
ヤマちゃん
古い水栓を修理する場合のお話ですので、最近良く使用される、ポリエチレンチューブの配管についてではありません。

 

混合水栓の交換

 

壁の厚さや配管位置の都合により、エルボから持ち出しソケットの間が長い場合もあります。壁の面に合わせて、途中、短い管が接続されています。給水管と給湯管は材質や接続の仕方に違いはありますが、主に床下から立ち上がり壁の方に直角に配管されています。

立ち上がりの配管は何箇所かバンドで固定されています。水栓の接続箇所は壁の面にピッタリと合わせるために、持ち出しソケットがよく使用されています。持出しソケットには数種類の長さがあります。

※持出しソケットを使わずに配管してある場合もあります。

 

壁付き水栓の交換で起こり得るトラブル

 

トラブルその1 持出しソケットが外れる

 

単水栓を外した時や混合水栓の取付脚を外した時に、供回りして一緒に持出しソケットが外れてしまうことがあります。それほど大変なトラブルではありませんが、交換している時に外れてしまうと、知らない方は慌ててしまいますよね。

外れてしまった場合はシールテープを巻いて、更に液状シール剤を塗布して付け直します。壁内で取付後の水漏れが確認できないので、シールテープと液状シール剤のダブルで安心です。

 

トラブルその2 給水管のエルボやソケットが破損する

 

新しい給水管のソケットやエルボが破損する事はありませんが、締め付けた時に経年劣化で破損してしまう事があります。パカッと割れてしまう状態です。ソケットやエルボが割れてしまうと、壁を開口して工事になります。

 

トラブルその3 給水管のオスネジ部が破損

 

かなり経年劣化が進んでいると、取り外した時や取り付けた時に、パイプのネジ部分からポッキリ折れてしまうことがあります。修理の難易度はかなり上がりますので、残念ですが業者に依頼するのが無難です。

 

トラブルその4 給湯管(銅管)がよじれる

 

これはよくあるトラブルです。銅はとても柔らかいので、持出しソケットを外した時や取り付けた時に銅管がよじれてしまうことがあります。持出しソケット以外では、混合水栓の取付脚(水栓を取り付ける”ハの字”の部品)の締め付けでも起こります。

よじれてしまった銅管は元には戻りません。壁を開口して工事になってしまいます。

 

 

トラブルその5 給水管内にサビの塊を発見する

 

水栓や取付脚を外すと給水管内にサビの塊を見つけてビックリするこがあるかもしれません。年数の経過した給水管内にサビが全く無いということは殆どありません。

サビの塊をゴリゴリ取り除こうとすると、元々肉薄のネジの部分がサビの塊と一緒に剥がれて穴が開いてしまうことがあります。サビはある程度除去して、張り付いた塊は取らない方が無難です。

 

ユニットバスの配管構造

 

混合水栓の交換

 

ユニットバスはユニット取出し金具が3本のビスで固定されています。しっかりと固定されているので、水栓の交換は壁内の配管を気にせずに作業することができます。

 

【壁付水栓の交換でトラブルを未然に防ぐために気をつけること】まとめ

 

経年劣化が進んだ建物で起こり得るトラブルについて説明しました。必ずこうなってしまうということではありませんが、壁内で確認のしようが無い場所なので、建物が古く不安がある方は専門の業者に一度見てもらった方が良いと思います。当サイトの趣旨は「自分で直す!」ですがそれが無難です。

 

気を付けていても外れてしまった場合については、こちらの記事を参考にしてください。

 

持ち出しソケットが外れた
壁付水栓を外したら壁内の部品も一緒に外れてしまった場合の対処方法

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